骨肉腫は、全身の骨に発生する事もごく稀にありますが、通常は手足の骨の関節に近い部位から発症します。
具体的な部位としては、大腿骨や脛骨の膝関節付近が圧倒的に多いようです。ついで肩や股の関節付近にもよく見られます。
骨から発症した骨肉腫の腫瘍は、増大してくるとやがて血管に入り込みます。血流にのり肺に到達・転移して、腫瘤を作るようになるのです。
骨肉腫は5~24歳くらいで多く発症するようですが、中でも活発に運動をする10代の青少年期に最も多く発病する病気です。傾向的には、男児にやや多く見られるそうです。
以前の骨肉腫の治療では、手足を切断した後の5年生存率でも20%以下だったのですが、現在では骨肉腫だけを切除するだけで済むようになり、5年生存率も60~70%にまで改善されているそうです。患者さんの90%以上が手足を残せているそうです。
病気は治したいですが、出来れば5体満足でいたいのが本音だと思うので、医療の進歩や医師の技術向上に感謝ですね。
そんな骨肉腫の治療ですが、抗がん剤と外科手術の組み合わせが重要のようです。
転移した目に見えない癌を消滅させる効果も狙って、複数の抗がん剤を組み合わせた数ヶ月間の抗がん剤治療が行われます。
これにより、腫瘍が小さくなったら、手術をして腫瘍やその周囲の細胞を切除するようです。
さらにその後、取り除けなかった腫瘍を死滅させるためと、再発予防のためにまた数ヶ月の抗がん剤治療をするのです。
抗がん剤の副作用はつらいでしょうけれど、抗がん剤投与の治療で手術を挟むことによって、生存率がぐっと上がった事を考えると、頑張って我慢しようと思える治療なのでしょう。